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即時インプラント

即時荷重インプラント~忙しいあなたへ、遠方にお住まいのあなたへ~

即時荷重インプラント(Immediate Loading)とは、インプラントを埋入した直後に固定式の人工歯を入れる最新の治療法です。手術当日に、歯の見た目とある程度の噛む機能を取り戻すことができ、治療期間を短縮できます。即時荷重は、歯を1本失った方からすべての歯を失った方まで対応可能です。
即時荷重インプラントは、タイユナイトやSLA、SLActiveといったチタン粗造表面のインプラントを用い、術者が35~70Ncmの埋入トルクでインプラントを固定できたときに可能となります。

即時機能のための3つの条件

インプラントを行うには下記条件を満たさなければなりません。条件が満たされれば、「Teeth-in-an-hour~1時間足らずで新しい歯をあなたに~」のプロトコルに従い、1時間程度で噛める歯を手に入れることができます。

1.インプラント埋入予定の骨の状態がよいこと。
2.純チタン粗造表面のインプラントを用いること。
3.35~70Ncmの埋入トルク値を得ること。

ノーベルアクティブ用のハイ・トルクレンチで70Ncmの埋入トルクを得た。

上顎のオール・オン・フォー手術中の写真。埋入したブローネマルク・インプラント4本に35Ncmの埋入トルク値を得たため、即時荷重インプラントが可能になった。

チタン粗造表面(SLA/SLActive、オッセオタイト/ナノタイト、タイユナイト)

インプラントメーカー各社は、骨を形成する骨芽細胞を受け入れやすいように、骨内に埋め込まれるインプラントの表面を粗造(ざらざら)に加工しています。

各社により表面性状の名称が異なり、ストローマン社はSLA/SLActive、バイオメット3i社はオッセオタイト・ナノタイト、ノーベルバイオケア社はタイユナイトと呼んでいます。

即時荷重を可能にさせるインプラント埋入直後の機械的な固定(一次固定)は、歯科医師の技術によります。しかし、埋入直後に骨結合してしまうインプラントは、開発されていないのが現実です。
インプラントと骨が真の骨結合をするには(二次固定)、2~6ヶ月の治癒期間が必要で、それは歯科医師の技術ではなく、インプラントの表面性状にかかっているのです。
二次固定獲得までの治癒期間を短縮させるために、メーカー各社は、より性能の良い表面性状の開発をすすめています。
ストローマン社のSLA表面はSLActive表面に改良され、治癒期間を3ヶ月から1ヶ月に短縮しています。
バイオメット3i社のオッセオタイト表面はナノタイト表面に改良され、チタン合金製のサーテン・インプラントでも、より良い骨結合を獲得できるようになりました。

一次固定(手術直後の機械的固定) 二次固定(真の骨結合)
fl歯科医師の手術テクニック
flインプラントの形状
flインプラントの表面性状
fl患者が歯科医師の指示を守ること
(仮歯で噛まない。タバコを吸わない。)
fl患者の骨質
※歯科医師の技術は、手術直後の機械的なインプラントの固定である一次固定にのみに発揮されます。
真の骨結合である二次固定の獲得には、歯科医師の技術は関係ないのです。
あなたのインプラント治療を本当の意味で成功させる二次固定の獲得には、表面性状の良いインプラントが埋め込まれていることと、手術後に、あなたが歯科医師の指示を守ることが必要なのです。

インプラント埋入後の固定力について

インプラント埋入直後の初期固定は、インプラントと骨との結合(骨結合)の獲得に重要です。特に、チタン粗造表面のインプラントが良好な骨に35Ncm-70Ncmのトルク値で埋入・初期固定を得ると、即時荷重(埋め込んだインプラントに歯冠をとりつけて噛める状態にすること)が可能となります。しかし、インプラント埋入直後に骨結合をするインプラントは現在のところ存在しないため、インプラント埋入直後のインプラントの固定は機械的な初期固定のみに頼っているといえます。

チタン粗造表面のインプラントで即時荷重が可能な理由は、埋入直後に骨結合しているためではありません。骨結合が獲得されるまで2~6ヶ月の治療期間が必要なのです。その間に35Ncmの埋入トルク値でインプラントの初期固定を獲得しておけば、初期固定が弱まる前に骨結合が達成されるため、即時荷重が可能となっているのです。

機械的な初期固定は、はじめの1ヶ月間、時間とともに急速に弱まります。一方、スクリューの凹部では4日以降は時間とともに骨結合が進んでいき、術後約3週間で、機械的な初期固定と骨結合の固定力が入れ代わります。インプラントのスクリューの突端部では圧迫とドリリングにより骨は死に、スクリューの陥凹部では骨が新しく形成されていくことにより骨結合が獲得されていきます。

かねこ歯科インプラントクリニックの即時荷重インプラント

かねこ歯科インプラントクリニックでは、約半数のインプラント症例において、インプラント埋入直後に上部構造を取付ける「即時荷重」で治療を行っています。
他院へ出張して手術を行う場合や、遠方からお越しになる患者さま、仕事が忙しくて通院が難しい方、平易な症例などに、即時荷重を行っています。即時荷重インプラントは、短期間に噛めるようになる治療法であり、通常荷重プロトコルと同等の成果をあげています。

忙しいあなたへ、遠方にお住まいのあなたへ
歯科治療は、通常何度も通院して治療しなければなりません。そのため、「通院する暇がない」「医院が遠くて頻繁に通えない」という理由からインプラント治療をあきらめていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?

しかし、もしもあなたがかねこ歯科インプラントクリニックから自家用車で2時間くらいの場所にお住まいだとしたら、お近くでインプラント治療を受けるよりも、かねこ歯科インプラントクリニックで治療を受けたほうが、早く噛める歯を手に入れることができるかもしれません。

かねこ歯科インプラントクリニックでは、1本歯を失った方から、すべての歯を失った方まで、即時荷重インプラント治療を行っております。歯をすべて失って顎の骨も少なくなった方でも、残存骨にインプラントを傾斜埋入させることで、固定式の歯をつくるまでの期間を最短1日に縮めています。

また、治療期間を更に縮めるために、SLAactive表面のインプラントを先行導入しています。SLActive表面のインプラントを用いることで、骨結合までの治癒期間を通常の3カ月から1カ月に縮めることが可能になりました。

かねこ歯科インプラントクリニックには、下関市外からも患者さまが多数来院されています。これまでに、山口市、長門市、美祢市、山陽小野田市、周南市、防府市、下松市、熊毛郡、北九州市、福岡市、福山市からの患者さまにインプラント治療を行った実績があります。インプラントをあきらめていたあなたも、ぜひかねこ歯科インプラントクリニックにお越しください。きっと、短期間で固定式の歯を手に入れることができるでしょう。

インプラント安定度測定機器

インプラントの安定度を最新機器を用いて測定することにより、科学的なインプラント治療が行えます。

あなたの身体に埋め込まれたインプラントと骨との安定性を、最新機器を用いて測定します。 測定値は数字で表示されるため、より科学的で客観的、安全なインプラント治療を行うことが可能になります。 インプラントが骨に確実に固定されているかを確認する機器は、3種類あります。 トルクレンチ、オステルISQ、ペリオテストの3つです。 下記のように使用時期に合わせて、機器を用います。

トルクレンチ オステルISQ ペリオテスト
トルクレンチ オステルISQ ペリオテスト
埋入手術(一次手術)
二次手術と荷重時 ×
メンテナンス ×
【1. トルクレンチ】

トルクレンチは、手術時にインプラントを埋入しながら、インプラント回転軸の力のモーメントを測定する器具です。 埋入トルクを測定することにより、どの荷重プロトコルを選択するか決定します。 強いトルク値(45Ncm以上)を得た場合は、その場で歯を立てて噛めることも可能になります(即時荷重)。弱いトルク値(30Ncm以下)の場合は、数ヶ月の待時期間が必要になります(通常荷重)。 トルクレンチは、各インプラント・メーカーから発売されています。 業界最大手のストローマン社のトルクレンチは35Ncmまで測定できます。 ストローマン社は、インプラント治療の安全性を確保するため、慎重な治療プロトコルを推奨しています。 即時荷重(術後1週間以内に荷重)は推奨せず、早期荷重(術後2ヶ月未満に荷重)や通常荷重(2ヶ月以降に荷重)を推奨しています。 このため、トルクレンチは35Ncmまで測定できればよいと考えているのでしょう。

【1. トルクレンチ】 【1. トルクレンチ】

ストローマン社のインプラント表面性状(SLA表面、SLActive表面)は、他社の表面性状と比較して優れているため、早期に骨結合します。特に、SLActive表面のインプラントは1ヶ月程度待てば、骨結合します(他の表面性状では2ヶ月以上必要)。 埋入手術後、インプラントの周囲組織がある程度安定し、患者さんも待つことができる1ヶ月程度を荷重の時期とすれば、安全なインプラント治療ができると、ストローマン社は考えているのでしょう。

【1. トルクレンチ】

(ストローマン社のトルクレンチは、35Ncmまで測定可能) 一方、ノーベルバイオケア社やバイオメット3i社のインプラント治療プロトコルでは、埋入直後から1週間以内に荷重をかける即時荷重インプラント治療も紹介されています。 インプラントの即時荷重はリスクの高く、歯科医にも高度な技術を要求する治療です。しかし、患者さんには、「手術の日に歯をつけて噛めるようになりたい。」という強い希望があるのも事実です。 即時荷重を可能にするため、ノーベルバイオケア社やバイオメット3i社のトルクレンチは、高いトルク値まで測定できるようになっています。45Ncm-90Ncmのトルク値が測定できるのです。 ただし、あまり高すぎるトルク値をかけてしまうと、インプラントスレッド(ねじ切り)の突端部で骨壊死をおこし、逆に骨結合の妨げになります。 各メーカーの推奨プロトコルを理解して、インプラント手術を行うことが大切です。

【1. トルクレンチ】

(インプラントのネジの突端部では、骨が壊死し、ネジの陥凹部では骨が形成される。)

【1. トルクレンチ】

(バイオメット3i社のハイ・トルクレンチは、50-90Ncmのトルクが測定でき、即時荷重を判断しやすくなっている。)

【1. トルクレンチ】

(ノーベルバイオケア社のブローネマルク・インプラント、リプレイス・インプラント用のトルクレンチ(銀色)は、45Ncmまで測定できる。)

【1. トルクレンチ】

(ノーベルバイオケア社のノーベルアクティブ・インプラント用トルクレンチ(金色)は、70Ncmまで測定できる。)

【2. オステルISQ】

インプラントの荷重時期を判断するもうひとつの機器が、共振周波数解析装置オステルISQです。 埋入トルク値の測定だけでなく、共振周波数も測定することにより、より確実に荷重時期を決定することができます。 埋入されたインプラントに、スマートペグとよばれる金属の棒を連結します。オステルのプローブ先端を近づけると、自動的に共振周波数が測定されます。

【2. オステルISQ】

(各種インプラント・プラットフォームに対応したスマートペグを、インプラントに連結する)

【2. オステルISQ】

(オステルISQで共振周波数を測定すると、科学的なインプラント治療が行える。) 周波数は、インプラント安定指数ISQ値(Implant Stability Quotient)として本体のディスプレイに表示されます。

【2. オステルISQ】

「2ヶ月経ったから、そろそろ荷重をかけていいかな?」ではなく、 「2ヶ月経って、ISQ値が70を超えているから荷重をかけられる」 というように、科学根拠に基づくインプラント治療になるのです。

【2. オステルISQ】

(ISQ値を縦軸に、時間を横軸にしたグラフです。時間とともにISQ値が低下する場合は、インプラントを慎重に観察する必要があります。) 即時荷重の判断は、トルク値では40Ncmが目安ですが、ISQでは70以上が目安になります。

【2. オステルISQ】

【例1】(ISQ=59では、即時荷重ができないため、通常荷重とする。)

【2. オステルISQ】

【例2】(ISQ=79では、条件により即時荷重も可能で、1.5ヶ月程度で荷重をかけようとする早期荷重は、十分可能であろうと判断する。)

【3. ペリオテスト】

【3. ペリオテスト】

(ペリオテスト) インプラント安定の診断では、ISQが一番信頼できる値であり、次が埋入トルク値といえます。 しかし、メンテナンスの際は、当然埋入トルク値を測定できません。また、ISQ測定のために、上部構造を除去することは、インプラント周囲の歯肉の退縮を招くため適切ではありません。 そこで、簡便にインプラント安定度を測定するために、ペリオテスト値を利用しています。 ペリオテストは、オステルISQと違い、上部構造を直接たたいて診断します。測定値は、ペリオテストが音声で、”MINUS TWO”などと英語で報告してくれます。 数値が0または、マイナスであれば、インプラントは安定しており、数値が3以上では、注意が必要と判断しています。 もともと天然歯の測定用に開発された機器ですが、インプラント安定の目安にはなります。

症例1

子供のころ自転車でころび、前歯が折れて抜けてしまった。

70年前以上、前歯でしっかりと噛んだことがない。

心臓の病気があるため、最小限の侵襲で手術を行うことにした。
フラップレス手術を行い、インプラントを4本埋入した。
インプラントは、ノーベルリプレイスを使用した。

抜歯・即時インプラント埋入・即時荷重
即日インプラントに仮歯のブリッジを装着した。
インプラント埋入当日のX線写真

4か月の治療期間後、 アバットメント・レベルの型採りを行った。

プロセラ・インプラントブリッジを装着するため、インデックスフレームでコーピング同士を連結した。

4ヶ月の治癒期間後、最終インプラント・ブリッジを装着した。70年ぶりに前歯でリンゴを食べられるようになり、喜ばれた。

治療後のエックス線写真

症例2

提携先の医院さまから「上顎の歯が全て動揺している。患者さんは、悪くなった歯を抜いて、すぐにインプラントで治して欲しいといっている。当院では通常のインプラント治療はしているが、無歯顎即時インプラント治療はお願いしたい。」と、出張でのインプラント手術を依頼された。
咬合面から撮影した写真:残った歯を接着剤でつないで固定、なんとかしのいでいたが、歯はすべて動揺している。

パノラマX線:上顎小臼歯付近まで、台形に残存骨を認める。

長いインプラントを傾斜埋入すれば、抜歯・即時インプラント埋入・即時荷重ができると判断した。

CT撮影:前歯部の歯根は、ほとんど骨とつながっていない。

無歯顎での、抜歯・即時インプラント埋入・即時荷重では、まず後方のインプラントを埋入する。

上顎後方の骨は、前方骨と比較すると軟らかく、埋入トルクを得るのが困難だからである。困難な方のインプラント埋入を、先に終らせておくのである。左右の後方傾斜インプラントに、初期トルク45Ncm以上がかけられるかどうかに、即時荷重インプラント手術の成功がかかっている。

右後方のインプラントには、45Ncm以上の初期トルクが得られなかったので、骨結合するまで歯肉の下に沈めることにした。

つぎに、左上第二小臼歯を抜歯、即時に埋入した左中間と後方2本のインプラントに、45Ncmの初期トルクを得た。
また、右中間2本のインプラントにも、45Ncmの初期トルクを得たため、即時荷重ができると判断した。

前歯の抜歯・即時インプラント埋入・即時荷重が可能と判断したのちに、前方の歯5本を抜歯した。

前歯部では、唇側のフラップを開きすぎると、薄い唇側の骨を失ってしまうことが報告されている。唇側フラップを展開しなければ、骨造成しなくても、インプラントの唇側にも骨が形成されることも報告されている。

患者は、通常のオール・オン・フォー治療で装着される歯肉付きの上部構造は希望しなかった。
審美性や清掃性、心理的な点から、歯だけの上部構造を希望していた。

そこで、骨の喪失を最小限にするため、最小限の唇側フラップで、抜歯窩にインプラントを即時埋入した。

万が一のプラットフォーム付近の吸収に備え、前歯2本のインプラント埋入深度は、通常よりも1mm程度深く設定した。

通常よりも1mm高さの高い、3~4mmのマルチユニット・アバットメントを前方2本のインプラントには連結した。すべてのインプラントにマルチユニット・アバットメントを連結、埋入角度を補正した。

仮歯を装着後の唇側からの写真
患者が希望した歯ぐきなし、歯だけの上部構造を可能にした。
(手術当日の写真)
埋入手術当日のX線写真:
インプラントは、抜歯即時埋入手術をしやすいノーベルバイオケア社のノーベルリプレイスとスピーディ・グルービーを使用した。ノーベルバイオケア社のインプラントは、手術が大変しやすい。他社インプラントを使うよりも、初期トルクを得やすく、手術時間は短時間になる。
トルクを得た6本のインプラントで、仮歯を固定した。
右後方インプラントは、骨結合を獲得する4ヶ月後に二次手術を行い、7本のインプラントで上顎の上部構造を連結する予定とした。
最終上部構造を連結した唇側からの写真:
患者は歯ぐきなしの上部構造は希望したので、その希望をかなえることができた。
最終上部構造を連結した咬合面からの写真
最終上部構造を連結したX線写真:
7本のインプラントで、上顎の上部構造を維持している。
術後1年以上経過しているが、特に問題はない。

症例3


手術前のX線写真

手術後のX線写真
前歯が4本欠損しています。 インプラントを2本埋入し
仮歯を装着しました。

 

症例4


手術前の口腔内写真

手術後の口腔内写真
下顎の奥歯が4本欠損しています。 インプラントを4本埋入し
仮歯を装着しました。

 

インプラントの荷重に関する定義の変化

インプラントの荷重に関する用語が整理されているので、まとめます。

2003年のITIコンセンサス会議で下記のように定義されましたが、インプラントの表面性状の進歩に伴い、治療期間も短縮されているため、2007年のCochraneレビューで定義が下記のように変更されました。

対合歯との咬合による即時荷重と即時修復の区別がなくなりましたので、このホームページでも即時荷重という用語で統一させます。

なお、即時機能の英語Immediate Functionは、ノーベルバイオケア社の登録商標で、2003年用語の即時機能と即時荷重のどちらとしても使われているようです。

2003年 ITIコンセンサス会議(Cochraneら、2004)

即時荷重 Immediate Loading
インプラント埋入から48時間以内に修復物を装着し、対合歯と咬合させること

即時修復 Immediate Restoration
インプラント埋入から48時間以内に修復物を装着するが、対合歯と咬合させない治療法

早期荷重 Early Loading
インプラント埋入から48時間以降3ヵ月以内に修復物を装着し、対合歯と咬合させること

通常荷重 Conventional Loading
3ヵ月~6ヵ月の治癒期間ののち、補綴装置が装着されること

遅延荷重 Delayed Loading
3ヵ月~6ヵ月を超える治癒期間の後、補綴装置が装着されること

※即時機能(Immediate Function):即時修復/即時荷重 ノーベルバイオケア社の登録商標

2007年 Cochraneレビュー

即時荷重 Immediate Loading
埋入1週間以内に機能下におかれるインプラント
咬合させることで区別をしなかった

早期荷重 Early Loading
埋入1週間から2ヵ月の間に機能下におかれるインプラント

通常荷重 Conventional Loading
埋入から2カ月後から機能下におかれるインプラント

※遅延荷重の定義は求められなかった。

インプラント治療における骨質のタイプ

歯を失うと時間の経過とともに歯を支えていた骨(歯槽骨)は吸収されていきます。したがって、歯科医師はインプラント手術を行う際に、埋入する部位の骨の評価を行う必要あります。

インプラント治療において、骨質は以下の通りに分類されます。
【骨質タイプ】

タイプI
顎骨のほぼ全体が、均質な皮質骨で構成されている。
タイプII
海面骨が厚い皮質骨層で覆われている。
タイプIII
十分な強度をもつ高密度の海面骨が薄い皮質骨層で覆われている。
タイプIV
低密度の海面骨が非常に薄い皮質骨層で覆われている。

(Branemark, Lekholm and Zarb, 1985)

インプラントの埋入時に、インプラントが骨にしっかりと固定されること(35~70Ncmの初期固定)で骨結合(オッセオインテグレーション)の成功率が高まります。一般的に骨密度が高いタイプI、タイプIIの骨質のほうが、骨密度が低いタイプⅢ、タイプⅣの骨質よりも初期固定がしやすく、インプラントの埋め込みに有利です。